白髪と抜け毛の関連性・生えてきたら抜いた方が予防になるの?
白髪に関連する噂や、都市伝説ともいえる迷信の数々を聞いた事があります。
美容室で働いていると、
- 「白髪って抜いた方がいいんですよね?」
- 「白髪の人って薄くならないんですよね?」
といったご質問を頂きます。
こういった認識をされている方が多いようですが、実際に白髪と薄毛の関連性は、今の所一切ありません。
白髪は抜けば黒くなる!だから抜いた方がいい!は迷信です。
白髪は生えてきたら抜くと、そこから黒い毛が生えてくると思っている方もいるようですが、それは間違いです。
黒々していた髪の毛が白くなるのは、色素であるメラニンが毛根で作られなくなってしまうからです。メラニンが作られなくなるのは老化現象やストレスが影響していますが、詳しい事は今現在の毛髪化学では判明されていません。
白髪を抜く事で、毛髪周辺の頭皮の細胞が活性化されたりするようでしたら、色素(メラニン)の量が増えて黒くなる可能性も考えられますが、今の所そういった事はありません。
それを知らずに間違った知識を信じて白髪を抜いてしまうと、毛根が傷ついたり毛量が減るので、抜く事は悪影響でしかありません。
基本的には、特別なケアをしない限りは、白髪が生えてきたらそれが黒くなる事はありません。
白髪の人は薄くならないのか?
人それぞれ個人差はありますが、老化してくると必ずと言っていいほど白髪が増えてきます。髪の毛だけではなく、眉毛や髭などの体毛も白くなったりします。
白髪が増えてくると薄くなるわけではありませんが、白髪が多い人は薄くならないわけでもありません。
「白髪が多い人は薄くならない」という事を聞いた事がありますが、これにいたっても根拠も関連性も全くありません。
白髪と脱毛原因は全く別物
なぜ、白髪と脱毛が関連ずけられるようになったか分かりませんが、白髪と脱毛原因は全くの別物です。
脱毛が起きる原因はヘアサイクルの成長期が短縮することが原因で、白髪の原因はメラニン色素が作られなくなるのが原因です。
なので、「私は白髪が多いから髪は薄くならないので安心」という認識でしたら、それは間違いですのでしっかりとした頭皮ケアをしていきましょう。
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