皮脂が薄毛を防ぐために果たす役割と適切な分泌量
皮脂というと汚い物や害のあるものと言う認識が広まっているのか、女性だけではなく男性までも顔や頭皮の皮脂に敏感になりがちです。
しかし、皮膚にとって皮脂は必要な物で重要な役割を果たしています。なので、不用意に摂りすぎるのではなく、役割を理解して適切な皮脂量を調整していく事が大切です。
皮脂が果たす必要な役割とは?

- 水分の蒸発を防ぐ役割があり保湿力をたかめる
- 皮脂に含まれる脂肪酸が細菌の感染を予防する
- プロビタミンDが紫外線からビタミンDを作る
皮脂は皮膚の表面にある汗と混じり、薄い膜をつくり外的から守ってくれます。
皮脂があるおかげで水分の蒸発を防ぎ、肌を乾燥から守ってくれます。肌を触った時に乾燥していないのは、皮脂があるおかげで保湿力が高まっているからです。
もし皮脂をとりすぎてしまって被膜が一切なければ、保湿機能が低下して、肌はカサカサな状態になってしまいます。
皮脂の効果は保湿だけではありません。
外的の細菌などから感染を予防してくれます。皮脂に含まれて入れる脂肪酸が細菌の感染を防ぐ役割を果たしてくれて、紫外線からビタミンDを作り出します。
様々な役割があるので、不用意に皮脂を摂りすぎてしまったりするのは、体の防御機能を低下する原因になるので、適切な量を保つ事が大切です。
適切な量を保つには、食事とお手入れがポイント!
皮脂が分泌されてくる皮脂腺は、頭皮、顔、胸、背、四肢、の順で多いです。頭皮や顔の中心、わきやひじなどの間接の内側など、特に分泌が多い部位を脂漏部位と呼びます。
時間が経つと髪がベタベタしてくるのは、皮脂腺が多いからです。夜にシャンプーを使ってキレイにしても次の日になると油分を感じるのは皮脂が分泌している為です。
シャンプーの使い方で気を付けて頂きたいのは、シャンプーはあくまでも頭皮の汚れや整髪料、過剰に分泌した皮脂を洗い流して、適量に戻すために活用します。
洗ってもベタベタするからと言って、何度も何度もシャンプーを繰り返して必要以上に皮脂を洗い流すと、体が皮脂の不足を補おうとし分泌の量がさらに増えていきます。
皮脂の量を正常な状態にする為には、分泌量に合わせたシャンプーの回数と、適切なシャンプー剤を選択しなければいけません。
食事の皮脂の分泌に大きくかかわっていきます。
肉や油ものを中心に食べる生活をしていると、脂肪の摂取量が増えて皮脂の分泌量も増えてきます。甘い物を食べ過ぎても、糖分が体内で脂肪に変換されて蓄積していくので、皮脂の分泌量が増えていきます。
だからといって過度な食事制限をすると、栄養不足から皮脂の分泌が不十分になります。
皮脂の分泌量を適切に保つには、シャンプーなどのケアと食事の内容が大切です。
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