髪の毛のヘアサイクルの仕組み・成長期、退行期、休止期の期間
ヘアケアサイクルってご存知でしょうか?あまり聞きなれない言葉なので初めて知る言葉だという人も多いと思います。
髪の毛にはサイクルがあり、生えたら伸びっぱなしではなくそれぞれのサイクルがあります。
ヘアサイクルの解説
そのサイクルは大きく分けて三段階に分かれていて、
- 成長期
- 退行期
- 休止期
の三段階で、伸びては抜けて伸びては抜けてを繰り返します。
ヘアサイクルの仕組み | ||
段階 | 期間 | 起きている事 |
成長期 | 2年 │ 6年 |
成長期は毛が製造されている状態です。毛細血管から栄養を取り入れて、毛母細胞が分裂を繰り返し髪になります。髪全体の90%が成長期なので伸びていると体感できます。 |
退行期 | 14日前後 | 毛髪分裂が衰えてきて、髪が伸びにくくなるのが退行期です。毛髪内部でメラニン色素が作られて黒髪になるのですが、その色素の活動も緩まります。 全体の5%~10%が退行期にあたります。 |
休止期 | 3ヶ月前後 | 細胞分裂が完全にストップして、髪が伸びなくなります。休止期を迎えた毛は一切伸びなくなり、下から新しく成長期を迎えて生えてくる毛が古い毛(休止期の)を押し上げて抜けていきます。 退行期と同じで、全体の5%~10%が休止期にあたります。 休止期が終わると、また成長期に入りサイクルしていきます。 |
ヘアサイクルの仕組みを見て頂けると一連の流れが分かると思います。
休止期を迎えると、また毛母細胞が分裂をして下から新しい毛が伸びてきます。
成長が止まっている休止期の髪の毛を押し上げて脱毛していき、またヘアサイクルが始まります。
下記図のようなイメージです。
このヘアサイクルが人間の一生のうちに15回ほど行われるそうです。15回生まれ変わっていると思うとなんだかすごいような気もしますね。ただ、思ったより少ない感じです。
犬や猫にもサイクルがありますが、人間との違いは全てが単独でサイクルを迎えているという事。なので一斉に生え変わって大量に抜け毛が出るという事は健康な状態でしたらまずありません。
休止期で髪が抜けていくのですが、1日80本~100本抜けていくようなイメージですね。
髪の毛が10万本あるとしたら、9万本(90%)が成長期で、成長が緩やかになる退行期が5千~1万本(5%~10%)、成長が止まって押しあがるのを待っている休止期が5千~1万本(5%~10%)です。
休止期⇒成長期に移っていく段階で、全体の5%~10%の1万本が抜けていく計算になります。1万と言うとちょっとびっくりして怖くなってしまうくらいの量に感じますが、1日平均にすると抜ける毛は最初に上げた1日80本~100本です。80本~100本でも十分に多く感じますね(汗)
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