外傷性脱毛症の症状と特徴
外傷性脱毛症とは読んで字の通り、外部の原因により脱毛が起きてしまう症状の一つです。

- 頭皮を強く圧迫して起きる脱毛
- 髪の毛を引っ張って起きる脱毛
頭皮の圧迫、髪の毛を引っ張ることで起きる脱毛症です。
頭皮を強く圧迫して起きる脱毛
頭皮の圧迫というとイメージがしにくいかもしれませんが、ヘルメットを長時間着用しておきる脱毛なども、医学的にみるとこれに当てはまります。外傷性脱毛症です。
実際に美容師をやっていて感じるのですが、お仕事で長時間のヘルメットの着用をする人は髪の毛が細く薄くなっている事に悩んでいる人が多い印象があります。毎日10時間以上ヘルメットを被っていると、圧迫の原因もありますし、ヘルメットの中で汗が蒸れて雑菌が繁殖し、その雑菌が脱毛の原因を作っていたりすることもあります。
髪の毛を引っ張って起きる脱毛
女性の場合よくあるのですが、髪の毛を同じところで何年も縛っていたりすると、引っ張られている髪の毛が抜けたり切れたりする原因になります。
他にも髪の毛を引っ張るようにして、無理やりピンを使って髪の毛を分けていたり止めていたりすると、分け目から薄くなっくるお客様もいらっしゃいます。加齢と共に分け目が広がっていったりするのですが、他の部位では同じ現象がない所を見ていると、髪の毛を引っ張るような形でまとめていたりすると、後々の脱毛に繋がっていくのは感じています。
外傷性脱毛症の対策
対策としては、外からの刺激をなくすあげる事が一番有効です。圧迫や引っ張っている状態を少しでも解消する事を心がけてみてください。
ヘルメットを毎日被っているようでしたら、通気性のいいクッション系の物を頭部とヘルメットの間に挟んであげる事も有効です。ヘルメットの内部のクッションよりもさらに通気性と柔軟性が高い物を選択してください。
髪を縛ったり別けたりする場合は、縛り目や分け目も変えてあげる事も有効な方法です。髪は引っ張れば抜けていくものです。多少抜けたところで大きな脱毛には繋がりませんが、同じ個所でずっと縛っていたり分けていれば、加齢とともにやはり目立ちやすいです。
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