女性型脱毛症の症状と原因
脱毛症で悩む女性もとても多く、10人に1人が悩んでいると言われてるのが女性型脱毛症です。
女性型脱毛症は瀰漫性(びまんせい)脱毛症と女性の男性型脱毛症と両方の要因が考えられて、しっかりと区別することができないので女性型脱毛症とれてよばれています。
女性型脱毛症=びまん性脱毛症&女性の男性型脱毛症の原因と要因が考えられます。
女性型脱毛症の症状
私が美容室で女性のお客様からご相談を頂く時に一番多い薄毛の原因がこの女性型脱毛症と考えていました。
男性のしっかりと薄くなった箇所が区別できるような状態ではなく、全体的に細くなり薄くなります。
1つの毛穴から数本生えていた毛髪が、抜けてしまったり細く軟毛になる事で、密度が低くなります。
深刻になると頭皮が透けて見えてしまうケースもあります。私のお客様でも多くはいませんでしたが、頭皮が透けて見えている方もいらっしゃいました。
女性型脱毛症の原因と要因
女性型脱毛症の症状からみても原因や要因(誘因)は様々なので、非常に特定しにくいです。
しかし考えられるものはいくつかあるので掲載していきます。
日常の原因
- 生活の乱れ
- 睡眠不足
- 無理なダイエット
- 食生活
これらが原因として考えられます。
ストレスなどを含めた生活の乱れから髪は影響が受けやすと認識してください。
ちょっとした寝不足でも肌が乾燥しますよね?同じように頭皮も乾燥するので自然と髪も乾燥しやすくなります。
最初はちょっとした変化でも長く続くと抜け毛に繋がり薄毛の問題になり、やがて女性型脱毛症と診断されてしまう可能性もあるわけです。
内部の原因
- 加齢によるホルモンの影響
- 出産によるホルモンの影響
- ピルの服用中止後
- タバコ
内部の原因として考えられるのはこの二つです。
加齢によるホルモンの影響は、女性の男性型脱毛症の側面でもあります。
加齢により女性の中にある男性型ホルモンが優位になってくると徐々に髪は細くなります。男性と違うのは深刻なまで抜けてハゲになることはほとんどなく、全体的に薄くるような症状です。
出産によるホルモンの影響は、分娩後脱毛症にもまとめてあるようにホルモンバランスが崩れて一時的に抜けていく髪が多くなる症状です。
出産による抜け毛は美容師として働いているととてもご相談を多くいただく悩みの一つですが、殆どの人が治っていますのであまり気にしなくてもいいと感じています。もちろん、その時の本人からしたら深刻になってしまいますが・・・
ピルの服用中止で髪が抜けるのはホルモンのバランスが崩れるからです。服用を中止すると女性ホルモンが減るので髪が一時的に抜けやすい状態になります。
タバコは血管を収縮させたり血液の流れを悪くする影響があります。髪の毛は血液から影響を供給するので血の流れが悪くなると自然と影響を受けやすくなります。
外部からの影響
- シャンプー剤
- 染毛&パーマ
- ブラシや髪留めや手によ引き抜き
これらの原因が外部からの影響として考えられます。
日頃から使うシャンプーなども肌に合わないものを使用すると荒れて抜け毛の原因になりかねません。
染毛やパーマなども頭皮に影響を与えます。美容師さんによっては「影響はない」と言いますが大なり小なり100%刺激を受けています。
それが抜け毛の原因になるかどうかは、その人の状態によって違いますが美容師が大丈夫といっても大丈夫じゃない時もあるので必ず注意が必要です。
女性型脱毛症の対策

- 適切なシャンプーを選択して頭皮を清潔にする
- マッサージ等で刺激を与えて血液の流れをよくする
- バランスよい食事でタンパク質、ビタミン、ミネラルを供給する
- 髪の毛を引っ張るような行為をしない
- 育毛剤の塗布による栄養補給
これらの対策はあくまでも予防レベルのものですが、家で出来る適切な処置でもあります。
深刻な場合は専門医のクリニックや治療院に行って診断を受け相談しましょう。
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