原因不明な脱毛症や抜け毛が起きた時は症状から特定する。
脱毛症の種類と症状で、様々な脱毛症のタイプについて解説させて頂きました。
ですが、中には「私の脱毛症の原因は何なんだろう・・・わからない・・・不明だ」と困る方もいらっしゃると思います。
原因が不明で、症状が特定できずに、対処に困っている方は一度読んでください。症状から特定する為の判断ポイントを記載していきます。
髪の抜け方はどうなのか?
髪の抜け方や脱毛の症状から見ていきます。
【男性】天頂部がO字の形、生え際がU字、M字とアルファベットのような形で脱毛している
男性に最も多い男性型脱毛症の症状です。早ければ20代~抜け毛が進行して、悪化していくと脱毛の形がO字U字M字と、アルファベットのような形になります。
額が徐々に広がってきたり、頭のてっぺんの髪の毛が立ちにくくなってきたら、男性型脱毛症の疑いがあります。
【女性】全体的に髪の毛が抜けてきている
女性が全体的に髪の毛が抜けて薄くなってきているケースで考えられるのは、女性型脱毛症、瀰漫性脱毛症、女性の男性型脱毛症です。
女性に最も多いと言われている脱毛症の症状です。「薄くなってきた?なんで?」と思われた場合、殆どのケースがこれに当てはまります。
分け目が広がってきている
特定の場所を長く分けていると、分け目が自然と広がっていく症状が起きる場合があります。
分け目が広がっていくケースで考えられる脱毛症は、上記で上げた男性型脱毛症や女性型脱毛症が考えられます。
男性の場合、分け目が広がっていき、そのままアルファベットの形に脱毛が進行していきます。
女性の場合、分け目が広がっていきながらも、全体的に間引くように脱毛が進行していくケースが考えられます。
その他にも、牽引性脱毛症といって、髪留めピンや髪留めのゴムなどをつかって、髪を引っ張ることにより起きる脱毛症が起きるケースもあります。
髪をゴムで強く縛り分けや生え際が薄くなってきたら、牽引性脱毛症の症状と考えられます。
10円程度の円の形で脱毛していく
10円程度の円の形で脱毛症が起きるのは円形脱毛症の症状です。
脱毛箇所が1ヶ所で終わるケースもありますが、多発型といって2個3個と沢山出来るケースもあります。
さらに、できた物がつながってしまい蛇のような形になる蛇行型に発展するケースもあります。
生まれた赤ちゃんの髪の毛が一切ない
生まれた赤ちゃんの髪の毛が一切ない場合は先天性無毛です。
非常に極まれですが、毛根を持たずに生まれてくるケースがあります。この場合髪の毛が生える事はなく、毛根がないので対処方法も通常の育毛対策とは大きく異なります。
頭皮に起きているトラブルは?
乾いたパラパラした感じのフケが出てかゆみを感じ、抜け毛が目立つ場合は粃糠性脱毛症の疑いがあります。
同じように脂性のベタベタしたフケが大量にでて、かゆみや抜け毛を感じたら脂漏性脱毛症の疑いがあります。
粃糠性脱毛症も脂漏性脱毛症も、頭皮の炎症を引き起こし炎症性脱毛症になるケースもあります。
女性ならではの脱毛症
出産後に抜け毛が多くなった場合は、分娩後(産後)脱毛症が一番の原因として考えられます。
ピルの服用をやめたら抜け毛が多くなった場合は、薬剤性の脱毛症です。
怪我をしたところから髪が生えてこない
怪我をして、毛母細胞が破損してしまうと、髪の毛は生えてこなくなります。
ヘルメット等を被っていたら髪が抜けてきた
ヘルメット長時間被るようなお仕事をされている方に良くある症状ですが、頭皮の圧伏等で起きる脱毛症状です。
ヘルメットを被ることによって頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する場合もあります。それらが男性型脱毛症などの症状を進行させるときもあります。
髪を引き抜く事が習慣になってしまっている
髪を引き抜く事が習慣になり、毛根を傷めたり引き抜く量が多くてハゲてしまったりする事を抜毛症と言います。
これらが症状から判断する脱毛症の分別です。
一見原因が不明に見えても、症状をよく観察したり、特定の事に対して身に覚えがあれば、原因が分かるようになります。
もしわからない場合は病院に行って専門機関に見てもらう方法が確実です。
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